表示頻度

更新日 2025/03/06
Metaは、ポリシー違反によってサービスの利用者に生じる影響を最小限に抑えることを目標としています。この目標に向けた取り組みの効果を測るために違反コンテンツの表示頻度を測定しています。
表示頻度とは
表示頻度は、FacebookまたはInstagram上のコンテンツの全表示を考慮に入れた上で、違反のあるコンテンツの表示の推定割合を測定するものです(「表示」の定義については、「表示頻度の測定理由」をご覧ください)。この指標は、違反コンテンツによって生じる影響が、コンテンツの表示回数に比例しているという前提のもとに使用されます。
表示頻度は、弊社で早期に違反を見つけられなかった場合と弊社が違反をまったく検知しなかった場合のいずれかを問わず、弊社が防止できなかった違反コンテンツの表示数を示すものでもあります。
表示頻度の測定方法
違反コンテンツの表示頻度は、FacebookまたはInstagramにおけるコンテンツ表示のサンプルを用いて推定します。この値は、違反コンテンツの推定表示数を、FacebookまたはInstagram上の全コンテンツの推定表示数で割って算出しています。例えば、成人のヌードと性的行為の表示頻度が0.18%~0.20%である場合、10,000回表示されるコンテンツのうち、平均で18件~20件が成人のヌードと性的行為に関する弊社規定に違反しているということを意味します。
1ドット = 10件の表示
表示総数 10,000件
違反コンテンツ表示 20件
Prevalence
表示頻度が0.20%であれば、10,000件の表示のうち20件で違反コンテンツが表示されることを意味します。数値が小さい場合であっても、極めて小さい数字が利用者に重大な影響を及ぼす場合もあります。
弊社のサービスにおいて発生頻度が非常に低いタイプの違反もあります。違反コンテンツを利用者が目にする可能性は非常に低く、また、利用者がそれを見る前に弊社はそうしたコンテンツの大半を削除します。結果として、多くの場合、表示頻度を正確に推定するのに十分な数の違反サンプルを得ることができません。こうした場合には、弊社ポリシーに違反するコンテンツを誰かが見る頻度の上限値を推定することができます。例えば、テロリストのプロパガンダに関する上限値が0.04%だった場合には、当該期間におけるFacebookまたはInstagram上での10,000件の表示のうち、テロリストのプロパガンダに関するポリシーに違反するコンテンツを含む表示が4件以下だと弊社が推定していることを意味します。
ある種の違反の表示頻度が非常に低く、弊社が提示できるのが上限値のみである場合、報告対象期間の間に、百分の数ポイントの変化がこの上限値に生じ得る点に留意することが重要です。しかし、こうした小さな変化は統計上有意でない場合があります。このような場合、こうした小さな変化は、サービスでの違反コンテンツの表示頻度に実際に生じた差異を示すものではありません。
表示頻度の測定理由
弊社は、コンテンツがFacebookまたはInstagramの利用者に与えた影響の規模を判断するため、コンテンツの投稿数ではなく、コンテンツが表示された頻度を推定しています。1件の違反コンテンツが公開されたとしても、それが1,000回、100万回にわたり表示される場合もあれば、一切表示されない場合もあります。公開された違反コンテンツ数ではなく違反コンテンツの表示について測定すると、コミュニティへの影響をより反映したものとなります。ただし、表示頻度の数値が小さくても、弊社サービスではコンテンツの表示数全体の規模が大きいため、大きな影響を及ぼす場合もあります。
弊社は、利用者のスクリーンに1件のコンテンツが表示された場合に、コンテンツが1回表示されたものとして記録します。利用者が次のような行為をした場合に表示が1回発生したものとして扱われます。
  • 投稿を見た場合(投稿内に複数のコンテンツが含まれる場合であっても、表示数はその投稿に割り当てられます)
  • クリックして写真や動画プレイヤーを拡大した場合(表示数は、その写真や動画に割り当てられます)
表示頻度を推定する際のサンプリングの利用方法
弊社では、FacebookまたはInstagramで表示されるコンテンツをサンプル抽出することにより表示頻度を算出しています。
そのため、表示されたサンプルとその中で表示されるコンテンツについては、手動で確認しています。その後、サンプルは、弊社のポリシーに従って違反に該当するもの、該当しないものに分類されます。サンプリングを担当するチームは、サンプル抽出された表示で、投稿内のすべてのコンテンツが表示されない場合であっても、その投稿全体に違反がないか審査します。
そして、違反コンテンツに該当するサンプルの割合から、全体における違反コンテンツの表示割合を推定します。違反の各種類について、FacebookまたはInstagramのすべての部分からサンプルを抽出しているわけではない点にご留意ください。
一定の種類の違反に関して、弊社では、階層化されたサンプリングを行っており、文脈上、コンテンツの表示に違反が含まれている可能性が高いことが示されている場合には、サンプルレートが増やされます。例えば、フィードよりもグループにおける違反の表示頻度が高い場合、フィードよりも高い確率でグループの表示からサンプルを抽出します。この手法は、サンプリングの不確実性の軽減を目的の1つとして採用されています。不確実性は、指標の値を一定の幅を持った値域で示すことによって表現しています。例えば、成人のヌードと性的行為について10,000件当たり18件~20件が違反していると表すのはその一例です。この幅により、値に95%の信頼性を与えることができます。これは、弊社が毎回異なるサンプルを用いてこの測定を100回行った場合、うち95回で真正な数値が導き出されていると考えられることを意味します。
表示の頻度が非常に低いタイプの違反では、表示頻度の正確な値を推定するのに、サンプリングには非常に多くのコンテンツのサンプル数が必要となります。この種の違反に関しては、推定できるのは上限値のみです。つまり、違反コンテンツの表示頻度が示された値以下であることについて信頼できるものの、どの程度下回るかを正確に述べることはできないということです。こうした上限値の信頼性も95%です。
注意事項
  • サンプルコンテンツの分類を行う担当者が、違反コンテンツを違反していないと分類したり、違反にならないコンテンツを違反として分類したりするなど、誤った判断をする場合もあります。これらの誤認の相対的な割合が、表示頻度測定に影響を及ぼすことがあります。この理由により、1つのサンプルを2人で確認して弊社の分類の正確性を確認する場合があります。意見が一致しない場合は、第三者がタイブレーカーとなります。
  • 暴力や過激な描写を含むコンテンツなどの分野に関しては、不快に感じるコンテンツだとされるおそれがある場合、表示頻度の計算には、ぼかしが入れられる前のコンテンツの表示が算入されます。
  • 現在の表示頻度測定は、FacebookとInstagramの全表示の90%を超える表示に関係する場面を対象としており、MessengerやInstagram Directでのプライベートスレッドは対象に含まれていません。
  • 測定が世界規模の表示頻度を表すようなものとなるよう、弊社はFacebookとInstagramに関する多様な言語のコンテンツからサンプルを抽出し、分類しています。こうしたアプローチをとることで、世界規模の推定値を表した値が得られると確信しており、弊社は指標が対象とする範囲の拡大に継続して取り組んでいます。
  • 審査担当者による施行、テクノロジーによる施行ともに、コンテンツに対する施行は全体として、より多くの言語に拡大しています。
Facebookにおける偽アカウントの表示頻度
Facebookにおける偽アカウントの表示頻度は、アクティブな偽のFacebookアカウントの割合を月ごとに推定したものです。違反コンテンツの表示頻度とは異なり、偽アカウントの表示頻度は、偽アカウントが利用者の目に触れたり、交流したりしなかった場合であっても、利用者に対する影響とFacebook上のアクティブな偽アカウント数が比例しているという前提のもとに使用されます。
偽アカウントの表示頻度を推定するため、弊社は月間アクティブユーザーをサンプル抽出し、そのアカウントが偽のアカウントであるか否かを分類します。弊社では、測定日から過去30日の間に弊社ウェブサイトやモバイルデバイスを通じてFacebookにログインもしくは訪問した、またはMessengerアプリを利用したFacebookの登録利用者を月間アクティブユーザー(MAU)と定義します。